1990 年代の「抑制された知性」と 1970 年代「感性豊かな芸術性」の融合
Minotti 2026 Collection は、1970 年代の「感性の豊かさ」と1990 年代の「抑制された知性」を現代の視点で見事に融合させたコレクションです。4500平米の会場では、過去の遺産を未来のアイデンティティへと昇華させ、重層的な素材使いと建築的ディテールによる濃密な空間が展開されました。
デザインの核となるのは、プロポーションの精度と人間味のある表現の共鳴です。メタルやグロスラッカーの反射面と、コンクリートやベルベットといった吸収面のコントラストが現代的な緊張感を生み出し、大胆なアクセントカラーが空間にエネルギーを注入しています。
このビジョンを具現化したのは、Giampiero Tagliaferri、GamFratesi、Hannes Peer、Marcio Kogan、Nendo、Inoda+Sveje らトップデザイナー陣です。彼らの多様な感性は一つのスタイルへと統合され、時間を超えて価値を持ち続ける、品格ある居住空間を提案しています。

コレクションラインナップ

D =ジャンピエロ・タリアフェッリ
洗練された官能性をもつシーティングシステム「ORION」。ジョン・ロートナーの建築にオマージュを捧げ、自律的なマイクロアーキテクチャーとしてのモジュールが設計されました。
1990 年代のデザイン思想を反映した幾何学的な台形フォルムは、星座を彷彿とさせる抽象的なパターンを描き出し、直線的かつ多角的なモジュール(長方形、正方形、台形)の幅広いラインナップが、空間に進化し続ける風景を生み出します。

D =ガムフラテーシ
ゆったりとしたプロポーションが生む心地よさと、柔らかなボリューム感。RUFFLE は、ソファを優美な布で包み込んだような独創的な構造と、端正なデザインが完璧なバランスで共存するシーティングシステムです。一体型のモノブロックシートは、身体を深く自然に受け入れる快適さをもたらし、わずかに傾斜した台形断面の背もたれが、座る人を優雅に支えます。
最大の特徴は、自由でインフォーマルな個性を描き出すそのフォルムにあります。
卓越したクラフトマンシップは、背もたれと座面を縦方向に貫く精密なステッチに凝縮され、規則正しく並ぶ垂直のバンドが張り地に秩序を与え、空間に強い個性を放ちます。

D =ハンネス・ピール
SOFTCASE は、リビング空間を定義するための「建築的システム」として構想されました。緻密に呼応し合う要素で構成されたその構造が、際立ったキャラクターを与えています。特徴は背面を形づくる「成形されたシェル」にあります。背面の中心を通る垂直のシーム(継ぎ目)がアクセントとなり、調和のとれたプロポーションによってそのスタイルを確立し、ソフトシリコン製の独創的な水平グラフィック・ディテールが、ウェルネス(心地よさ)の感覚を増幅させる手触りのコントラストを生み出しています。

