2018 Collection

70 周年を迎えたMinotti は、ミラノサローネ2018 において、4 人の世界的デザイナーによる記念すべきコレクションを発表しました。20 年にわたるコラボレーションによりMinotti の世界観を構築し成熟させた建築家ロドルフォ・ドルドーニのもと、日本からはnendo(佐藤オオキ)、フランスからはクリストフ・デルクール、ブラジルサンパウロからはマルシオ・コーガンという力強い個性が集い、素晴らしい作品群が生まれました。サローネのメイン展示にそびえる巨大なマントルピース(煖炉)は、建築家ジジ・ラディチェによるMinotti 邸を表現しています。煖炉を中心に新作をならべ、過去から未来へとMinotti の変遷をたどるダイナミックな空間は、世界中のゲストを魅了しました。

ALBERT & ILE

RODOLFO DORDONI DESIGN

Minotti 70 年のストーリーを語る、ヒストリカルなコレクションです。オリジナルはMinotti 邸を設計したイタリアの建築家ジジ・ラディチェによるもので、創業者Alberto と Ileana 夫人の名を冠しました。「ALBERT」は1950 年代の美学を感じさせるモダンクラシックなデザイン。一方「ILE」は1960 年代風のモダンデザインで、背もたれの中空部分が特徴です。細身でレトロスタイルの脚を共有し、鮮やかな色のモヘヤウール・ベルベットや黒い皮革が端正なフォルムを引き立てます。

ALEXANDER

RODOLFO DORDONI DESIGN

合理的かつ現代的なセンスから生まれた「ALEXANDER」。100 種類を超えるモジュールを自在に組み合わせ、様々な形態のシーティングシステムを作り出せます。スクエアなシートのほかに、ティアドロップ型の「ALEXANDER DROP」が用意され、シートに包み込まれるような雰囲気を演出できます。また背もたれの高さ64cmと79cm の2 種類をご用意。背もたれの高い部分には深い溝が入っているので、高さの異なる背もたれを違和感なく組み合わせられます。背もたれの高いコーナーは、スマホの操作や映画鑑賞にぴったりの快適な座り心地。一方、背もたれの低いコーナーは周囲の視界を妨げず、コミュニケーションに最適な設計です。ベースはライトブロンズ色のアルミバーで、シートに浮遊感を与えています。

  • ロドルフォ・ドルドーニ

    1954 年ミラノ生まれの建築家 ロドルフォ・ドルドーニは、ミラノ工科大学で建築学の学位を取得後、ドルチェ& ガッバーナをはじめとする空間デザインやホテル、レストラン、住宅など建築デザインのほか、様々な家具・照明メーカーの製品デザインを手掛けています。なかでも20 周年をむかえたMinotti とのコラボレーションは、彼のライフワークといえます。ドルドーニによる「豊かな空間をつくりだすエレメントとしてデザインされた家具」は年々その質を高め、グローバルなマーケットにおいて、ゆるぎない地位を築きました。

GRANVILLE

CHRISTOPHE DELCOURT DESIGN

今までのソファの常識をくつがえす、新しい思想から生まれたシーティングシステムです。背もたれと肘掛は波のような緩やかなカーヴを描き、シートには微妙な角度が付けられ ています。このアイデアにより、ソファに集った人々は互いの存在を意識しつつ、心地よい距離感を保てます。座面の奥行きもポジションによって異なり、コーナーに陣取って足 を投げ出したり、チェアのようにしっかり座ったりと、気分に合わせたシートポジションを見つける楽しみもあります。また、移動式の背もたれによって、好きな場所に座ること も可能。背もたれや肘掛の無いフラットなシートや、L 字型のシートを組み合わせれば、従来とは異なるコンポジションを描けます。

  • クリストフ・デルクール

    フランス人デザイナー・クリストフ・デルクールの活動は、ロートアイアンの技術を活かした手作り家具からスタートしました。彼のテーブルやチェア、照明などは、シンプルなフォルムの中に職人の高い技術を集約しています。メーカーとパートナーシップを組んでからも、彼のスタンスは変わりません。「デザイナーとしての仕事は、製作技術について率直な意見を伝え、どんな手段によって製品を作るかアドバイスすること。私は工業化と単純化が同義だとは考えません」。彼の飽くなき探求心とチャレンジ精神が、Minotti に新風を吹き込んでいます。

TAPE

「TAPE」は、軽快なシルエットをもつ個性豊かなチェア。アームレスチェア、アームチェア、ハイバックチェア、2 人掛、3人掛ソファ、オットマンとバリエーション豊富です。「TAPE」という名前は、ライトブロンズ色の脚部を留めたテープに由来しています。外側を覆うシェルの柔らかなラインが、包み込まれるようなフォルムを強調。チェアの内側に置かれたクッションには、起き上がりこぼしのように立つギミックも。皮革とテキスタイルのカスタマイズが可能で、背もたれとクッションをテキスタイルにしてシェルを同系色の皮革としたタイプと、背もたれとクッション、シェルを全てテキスタイル、全て皮革にしたタイプがあります。ホームユースにもホスピタリティ空間にも、居心地のいい場所を提供します。

  • 佐藤オオキ

    1977 年カナダ・トロント生まれ。 早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修了後、nendo を設立。グラフィックや家具、インテリア、建築など多岐にわたるデザインを手がけ、 Newsweek誌で「世界が尊敬する日本人100 人」に選ばれました。作品はニューヨーク近代美術館やポンピドゥー・センターに収蔵。

OTHER COLLECTION

OUTDOOR COLLECTION

ブラジルの建築家マルシオ・コーガンによるアウトドアシリーズです。大阪万博の頃、日本から世界へ発信された建築思想メタボリズム。その影響を強く受けたコーガンは、「QUADRADO」にメタボリズムの発想を反映させました。チーク材を格子状に組んだパレットに、ソファクッションや背もたれなどを組みあわせ、様々なパターンのモジュールをデザイン。モジュールの配置によって、豊かさと機能性をあわせ持つエクステリア空間を無限に広げられます。円形のアームチェアやオットマンも用意され、プランニングのバリエーションを広げます。

  • マルシオ・コーガン

    ブラジル・サンパウロを中心に、世界各国で活躍する建築家 マルシオ・コー ガン。20 名以上の建築家が参加した設計集団「StudioMK27」の創立者で あり、映画監督としても知られます。2011 年にはアメリカ建築学会(AIA) の名誉会員に選ばれ、日本のメタボリズムやミース・ファン・デル・ローエ など、著名な建築へのオマージュをこめた設計を行っています。